WORK ACADEMY ARCHIVE

「学び」の現在とワークアカデミーの動き

【お知らせ】
産学連携PBL。
学生が大学の活性化にビジネスの視点で挑む
-大阪経済大学での実施例のご紹介-

私たちは産学連携で、社会で必要とされる力を実践的に学ぶ教育プログラムを数多くの大学で実施しています。今回は大阪経済大学での施設活用におけるPBL(Project Based Learning)事例をご紹介します。

大阪経済大学ではより多くの学生に図書館を利用してもらいたいという思いを持っておられました。私たちは大学と相談を重ね、学生自身に図書館の活性化を考えてもらうPBLプログラムを実施。図書館の中庭、通称「光庭」を学生が集う活気ある空間にすることで、図書館の利用率を上げることを目標に、学生の皆さんに魅力的な光庭の空間デザインとその運用について企画してもらいました。

今回はユニークなコンセプトのアウトドアアイテムが注目を集める、ビーズ株式会社にもご協力をいただきました。光庭の空間デザインには同社のブランド「DOD」の製品をリユースします。事前学習ではビーズ株式会社矢原氏からマーケティング戦略等を聴講し、「サービスが生まれる流れ」にも触れた参加学生の皆さん。プログラム内ではマーケティング手法を実際に活用していきます。

自らが通う大学の空間作りを通して、大学時代の学び方・過ごし方を改めて考える機会となるよう構成された本プログラム。同時に、社会に出て働くことの楽しさを身近に感じ、これからの自身のキャリアに目を向けてもらいたい、そのような目的も込められています。

プログラムは昨年12月に実施。参加学生は学部1、2年生が約10名、4年生はファシリテーターとしてまとめ役にチャレンジしました。今回のプログラムは「皆さん(学生)が主役!」「時間を大切に!」を基本ルールとして、疑問点はどんどん周りに共有することと、限られた時間の中で成果を出す意識を持つことをシェアしました。

図書館の施設紹介、DODの製品紹介の後、3チームに分かれてグループワークをスタート。
効果的な集客・広報は何か、どのように現場運営(人的・空間維持)するか、製品をどう活かすか、破損などのリスクをどう減らすか、といった観点からの課題の洗い出し、5W1Hを使った利用者分析を行います。

これらの材料を元に各グループでテーマを決め、仮説から具体策を議論し、プレゼンテーション資料としてまとめ発表へ。

発表グループ以外の学生が、新規性・実現性・事業性・プレゼンテーションの伝わりやすさ、の視点から審査し、実際の空間作りに採用するチームを選出。最後に全体で質疑応答、ビーズ株式会社矢原氏より講評を行い、講座は終了。後日、採用されたグループの案とその他のチームの好評だったアイデアも加えて、実際に光庭の空間作りが行われました。

参加した学生の皆さんからはこのような感想をいただき、学ぶこと・働くことへの楽しさを体感してもらえたことが伺えます。(コメント一部編集)
「初めてPBLに参加したため、プレゼンは緊張しましたがとてもいい経験になりました。」
「今回のプログラムに参加した感想は、チームのコンセプトがしっかり決めることができたので、やりたいことや目的が明確でスムーズに進められたことです。反省点は、周りが積極的に発言していたのに聞き役に徹することができなかった。後半は改善してパワポのまとめなどを積極的に行った。あとは、時間をしっかり見ていれば、もっと早く終わっていたのかもしれない。」
「今回企画からプレゼンまで全部3コマという短い時間でやってみて、自分の弱みやこれからどうしていけばいいかということがよく分かった。」
「初めてPBLに参加して、課題を見つけて解決するのは難しかったけど、大人の方に評価していただき、学ぶことがとても多かった。意見を言うのは楽しいと思った。」
「企業についての説明がとても面白く、どんな些細な疑問にも親切にお教えいただいて、より深く議題について考えることができました。 講評がとても分かりやすく、反省点も含めてお教えていただいて、次回に活かしたいと思います。」

私たちはこの様なPBLをはじめ、自治体とも連携した地方創生、SDGsに取り組むプログラムなど、産官学で連携したチャレンジングな企画も増やしています。
垣根を越えた繋がりから、新しい学びの場を生むワークアカデミー。学生の今とこれからの成長を多方面から支援してまいります。

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株式会社ワークアカデミー

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