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一人ひとりが不確実な社会を自分らしく生きられるよう支援したい
M.F さんUMEDAI事業部
大学や社会人向けスクールの授業カリキュラム・教材開発に携わる。
2018年よりワークアカデミーが設立した一般社団法人 未来教育推進機構で展開する「UMEDAIプロジェクト」にて、ワークショップ、企画プログラムのカリキュラムデザインや実践・検証を担当する。
R.S さんUMEDAI事業部
大学3年生から未来教育推進機構「UMEDAI」の学生事務局として様々なプロジェクト運営に携わり、ワークアカデミーに入社。
入社後は引き続きUMEDAIプロジェクトに関わり、基幹事業であるUMEDAIインターンシッププログラムの企画・進行業務などを担当する。
学生が主体的に学び、成長するインターンシッププロジェクト ~UMEDAIインターンシップ~
UMEDAIインターンシップとは、どういった活動ですか
Fさん:
UMEDAIインターンシップとは、学生の皆さんが企業で活躍する方や行政の方、その他、色々な立場の人と出会い、交わり、その経験を通して社会で活躍できる人材へと成長するためのプレインターンシップ型プログラムです。2018年度のトライアル以降、試行錯誤を繰り返してきましたが、その取り組みを評価いただき、2019年度には、経済産業省が実施する「第10回キャリア教育アワード」において中小企業の部・優秀賞をいただくことができました。昨今、デジタル化が日本でも急激に広がり、それに伴って働き方や、求められる力も大きく変わってきています。UMEDAIインターンシップでは、学生達が就職した際、ニューノーマル時代に戦力となれるような手法を用いて活動を行っています。例えばZoomのようなオンラインツールを使って会議をするのはもとより、オンラインで会議を行う際のメンバーとの関係性や場の雰囲気の作り方、ツールの実践的な使い方まで学びながらプロジェクトを進めていきます。また価値観の違うメンバー同士が意見をぶつけ合いながら、合意形成をし、企業へのプレゼンテーション、フィードバックまでを行います。
そうすることで、これからの社会で活躍するために必要な多くの気づき、学びを得ることができるプログラムだと考えています。
では、Fさんの具体的な業務内容を教えてください
Fさん:
私の仕事はUMEDAIプロジェクトメンバー全員で考案した企画を具体的なフェーズに落とし込み、「見える化」することです。プロジェクトの設計やそれに伴う教材開発、環境整備、プログラムの運営まで一連の業務を担当しています。ですので、UMEDAIインターンシップに参加している学生同士のチャットやZoomでの話し合いの場に参加することがよくあります。その際、最も気をつけていることがあります。それは、私達スタッフが学生にとって「先生」になってはいけないということです。例えば、UMEDAIインターンシップのスタート時でいいますと、学生達は知らない人と一緒になって、さぁ今からプロジェクトを進行してください。という状況で、どうしていいか分からないことがほとんどです。ですので、私達運営メンバーはプロジェクト開始時に、活動を行う上での最低限のルールは提案します。が、それはあくまで提案であって指示ではありません。なぜなら、彼らが社会人になった時に指示通りに動くだけでは活躍できる社会人になれないからです。重要なことは自主性だと考えています。私達は、彼らが成長するためにプログラムを実施しているので、そこは大事にしています。また、インターン企画の設計を行う際は、「短い活動の中で、出来るだけ多くの人と出会う」ということを大事にしています。これも彼らが社会人になった時に、様々な職種の人と出会ったときに適応できるように。社会に出たとき、それを楽しめるように適応能力を高めてほしい、そう思うからです。
では、Sさんの具体的な業務内容を教えてください
Sさん:
私もFさんと同じくUMEDAIインターンシップの教材開発と運営が主な仕事です。ただ、私の場合は、学生が企業に訪問する際の同行や、学生の活動全般のサポート等、より学生に近いところで一人ひとりのフォローを行っています。実は、私自身もUMEDAIインターンシップを学生時代に経験し、そこからUMEDAI運営事務局の学生メンバーとして活動した後に、昨年、ワークアカデミーに入社しました。だからこそ、過去の参加者としてチームに対するアドバイスなどを行っています。私は仕事をする上で、学生と一緒に活動することが多いのですが、誰よりも彼らの応援者でありたいと思っています。チームでの活動をずっと追っていると、自然と個々の特性が見えてきます。リーダーシップを取るのが上手な学生、発言は多くないけど的確な目線を持って動く学生など、それぞれ素晴らしいものを持っていますが、それに気が付いていない方々が多いように思うので。そんな時は、彼ら彼女らの持っている良さを積極的に伝えるようにしています。
Fさん:
そうですね!私達は応援者でありたいですよね!私も、Sさんと同様に、インターンの活動をずっと見ているので、彼らの強みをふとした瞬間に発見します。そんな時、私は彼らの得意に沿った小さなお仕事をあえてお願いするということをよくします。その小さなお仕事をして、自分の強みを実感して欲しいなって。おせっかいおばさんみたいですね笑。
多様性を認め合えることの重要性
自分の強みに気づいてもらうためのおせっかいなんて、とても素敵ですね
Fさん:
UMEDAIインターンシップでは、自分の強みを感じてもらうと同時に、もう一つ大切にしていることがあります。それは他者の強みや良い部分に気づき、尊重するということです。そのためチームでの活動機会を多く設け、プロジェクトを進めるときにメンバー同士の「得意を持ち寄る」という考え方も大事にしています。
具体的には、各々が得意だと自覚していることをチームの中で共有し、お互いを認め合った上で活動をしていくという考えです。このことにより、インターンはより円滑に進みますし、何より「多様性を認める」ということの重要性を実際の活動を通して実感できます。社会でも、今、多様性を認め合うことの重要性が叫ばれていますが、その感覚をいち早くUMEDAIインターンシップという短いスパンの中で身に付けて欲しいなと思います。そういった想いが私達の作るカリキュラムには全て詰めこまれています。
ますます広がるUMEDAIインターンシップ構想
今後、どのようなことに挑戦していきたいと考えていますか?
Sさん:
そうですね。若者の成長を応援し続けるというのがワークアカデミーのミッションですが、私もそこに大きく共感していて。将来的には小さな子どもから大人まで全ての人がこんなことをやってみたい!あんなことに挑戦してみたい!と夢を語り、語るだけではなく夢を実現できる空間「共創空間」を作れたらいいなぁと思っています。そのために、私たちは、夢を形にするための学びや、UMEDAIインターンシップを通しての確かな経験を提供していきます。そこで、沢山の人が出会い、そして、それぞれの夢の実現のために応援の輪を広げていきたいです!
Fさん:
「共創空間」壮大ですね!私は、今後UMEDAIの活動の認知度を高めて、多くの人に知って欲しいですね。そして、いつかUMEDAIインターンシップ卒業生自らが社会を変えていくような、そんなパワーを持った人が出てきてくれたらと思っています。あと、インターンプログラムの内容についても変化を加えていきたいなと考えています。今は実用的(社会人になった時に役立つ実践力)な要素を強めて学びを提供しているのですが、今後はSDGsのように社会課題解決の要素を高めていければと思います。結果的にそれが企業の発展や学生の成長にも繋がると思いますし、メッセージ性の高いプログラムを提供することで、学生たちがより主体的に活動できる場にしていきたいと思っています。