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「自ら学び、成長していく力」をテキストを通じて身につけて欲しい

営業統括部 noa出版担当 Y.Hさん

Y.H さん営業統括部 noa出版担当

日々変化していく時代のニーズを汲み取りながら、noa出版における新しい企画の立案から制作、販売まで幅広くプロデュースしています。

テキストを通じて、学生に学んで欲しいこと

テキスト制作のお仕事について聞かせてください

営業統括部 noa出版担当 Y.Hさん インタビューの様子

ワ-クアカデミ-の出版部門では、教育機関をメインターゲットに持つnoa出版というブランドを展開しています。
noa出版では、学生の皆さんがこれから生きていく上で必要となる力について、テキストを通じ習得していただけるよう取り組んでいます。とくに私達が大事にしているのが、自律的に考え、学んでいくことができる力です。
例えばOfficeアプリの操作を学んでも、授業が終わり操作の機会が少なくなると操作自体を忘れてしまうということはよくあります。ですが、具体的な操作方法は忘れてしまったとしても、自分が実現したいことに辿りつくために情報を集め、考え、試行しながら解答を、ここでは操作方法を見つけることができる能力が身についていれば問題はなくなります。単純なテクニックだけでなく、そういった能力を技術の学習の中でどうすれば養っていけるかを試行錯誤しながらテキストを設計しています。

具体的にはどのようなテキストをつくっているのでしょうか

基本的には、コンピューターに関連するものが多いですね。ワークアカデミーで運営している資格とキャリアのスクールnoaも、当初はパソコンスクールとして始まっていますので。
先ほどお伝えしたように、noa出版のテキストは一方的な知識習得型のものにはならないよう工夫を凝らしています。例えば、他社のOffice系のテキストでは、操作手順を示した画面のキャプチャを確認しながら操作をしていくことが多いのですが、Officeの活用を目的としたnoa出版のテキスト1※には、あえてキャプチャを入れていません。
レポート作成といったような身近な題材を使ってWord や Excel、PowerPointの操作方法を考えながら実際に作り上げていくというプロセスを踏んで貰うようにしています。学生には難しいのではという声も、先生方から上がってきましたが、今ではそれぞれの学校で学生同士がペアやグループになってお互いに教え合うなど工夫しながら導入いただいています。
また「情報活用力」というテキストがあるのですが、この本では、自ら情報収集をして、分析、まとめ、そして表現することが体系的に記されています。それらは、今、注目されているデータサイエンスやAIの活用など、さまざまなスキル習得への基盤となるものです。今でこそ「情報活用力」という言葉はよく耳にしますが、発売当初、それは他社にはない先進的なものでした。

1※テキスト名:【リファレンス動画付き】つくりたい!がカタチになる 学生のためのOfficeスキル活用&情報モラル

どのような方法でテキスト制作のアイデアに辿り着くのでしょうか

「現場の情報」ですね。私達は関西・関東圏の大学を中心に多くの学生に向けて「学び」を提供している企業ですので、大学生の「リアル」を知ることができます。また、同時に企業研修や社会人向けのスクールを運営していることで、社会がまさに今、求めていることも把握しています。それらの情報と、大学の先生方が求めておられるニーズを組み合わせることで、新しいテキスト制作のアイデアに辿り着くことができるのだと感じています。
実際に自分の足で情報収集することも大切にしています。学会に参加して最新のテーマについての研究発表を聞くことに加え、企業展示を行い教材の案内をしたり、これから手掛ける予定のコンテンツについてプレゼンをしながら、先生方と対話させていただくこともあります。このようなプロセスを繰り返し行っていく過程で、私達のテキストはより先生方から評価いただけるものになっているのではないかと思います。

一緒に課題解決の糸口を探る良きパートナーでありたい

全ての情報がテキスト制作へのヒントとなるんですね。ヒアリングの際に気をつけていることは何ですか

営業統括部 noa出版担当 Y.Hさん インタビューの様子

私は以前、資格とキャリアのスクールnoaで、個人の方を相手にキャリアカウンセリングをしていました。カウンセリングの際には、その人がどのようなことを望んでいるのか、全体を俯瞰して捉え、先を見据えた提案を行うことが求められました。この時のカウンセリング経験が私の土台になっているのだと思います。
先生方にヒアリングさせていただく時も、先生方が何を課題に思って話をしているのか、どうしたいと思っているのか。「なぜ?どうして?」と質問を重ねていくことで、相手の価値観を汲み取り、整理し、大事なポイントを逃さないように気をつけています。

最後に、先生方(大学)がワークアカデミーに求めていることは何だと思いますか

そうですね。学生、企業、教育機関を繋ぐ学びのプロとして、先生方の抱える課題について、解決の糸口を一緒に探っていく良きパートナーであることではないでしょうか。
困った時に、この会社に、この人に相談したら何かしらの答えが貰えると思っていただける存在であることが大事だと思います。
ただ、その為には時代の変化と共に新しいことを学び、吸収、成長していくことが必要不可欠です。学ぶことが私にとって提案の裏付けとなりますし、知識やスキルが無いと先生方へのアウトプットもできませんので。
「課題を解決していくこと」が私達の仕事におけるテーマですから、これからも学び続けていきたいと思っています。