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デジタル社会を生き抜く人材を育てたい

UMEDAI営業統括部 大学営業担当 E.Sさん

E.S さんUMEDAI営業統括部 大学営業担当

2016年入社。大学に授業運営、講師派遣を提案。時代の変化に合わせた提案をしています。

時代に合わせた新しい学びを提案

大学への授業提案や運営の仕事について教えてください

UMEDAI営業統括部 大学営業担当 E.Sさん インタビューの様子

私たちワ-クアカデミ-は、それぞれの大学に合わせた最適なソリュ-ションを提供する会社です。入学前教育や初年次教育、情報授業、そして就職対策などさまざまな講座の提案や、専任スタッフの配置、講師派遣、カリキュラム設計、学生対応など要望に合わせて幅広い業務を行っているのが、特徴です。特にパソコンスク-ルを起源とする私たちは「情報」の分野を得意としていますので、大学の初年次教育としての情報授業を運営することが多くあります。一般に、情報の分野はソフトの使用という技術的な分野と捉えられがちですが、私たちの提供する授業では、リテラシーや、解決すべき問いを立てて、その答えを導くという課題解決にまつわるプロセスを非常に大事にしています。というのも、これからは自ら主体的に考え、動き、チ-ムで協働していく力、つまり社会人基礎力を備えていることに加えテクノロジ-の理解、そしてITを現場で活用できるスキルが必要不可欠な時代になるのではと私たちは考えているからです。

大学からの要望はどんなことがありますか

最近では、「データサイエンス」という言葉がよく出ます。2019年6月に発表された「AI戦略2019」に基づき、大学と高等専門学校生は全員に文理を問わずAIの教育を実施することになったため、大学もその対応を迫られています。ただ、データサイエンスという言葉ばかりが先行し、データサイエンスとは何なのか、本当に学生にとって必要なスキルは何なのかは、まだ確立されていないように思います。だからこそ、各大学におけるデータサイエンスの学びについて、私たちがきちんと提案しないといけないと思っています。また、新しい分野なので、大学によって需要も異なります。専門的に取り組むことのできる大学もあれば、そうでない大学も多々あります。私たちは、これまで行ってきたデータサイエンス授業導入の実績を元に、それぞれの大学の学生に合う学びを客観的な視点から大学と話し合いながら提案しています。

学生の可能性を広げる仕事

大学への提案や運営で大事にしていることはなんですか

UMEDAI営業統括部 大学営業担当 E.Sさん インタビューの様子

関係各所と円滑なコミュニケーションを取るということを大事にしています。授業という無形のものを扱っていますし、人と人とのやり取りなので、お互いのイメージするものができる限り同じになるように、コミュニケーションを重要視しています。それは、授業を行う講師とも同様です。大学と講師、そして私たちが同じ方向を向いて学生の学びを形成していくことが必要だと思いますし、そのためにはしっかりとした対話が必要だと思っています。

それぞれの立場の方との信頼関係が必要ですね

授業を提供する大学の職員や教員、講師、ワークアカデミー、そして学生がいて授業は成り立ちます。よりよい学びを学生に届けるために、私たちは、大学や講師の意見、授業を受けている学生の声を聞いて、客観的な視点を持ちながら授業を運営するようにしています。それぞれの声をしっかり聞くので、情報は自ずと私たちのもとに集まってきます。そういう声を聞くことができるから、また次の新しい提案ができるのだとも思っています。現在、このコロナ渦において私たちを取り巻く環境は急速にデジタル化が進みました。私達は、学生がデジタル社会を生き抜く人材になるために、デジタルリテラシーの習得や自分で考え情報を収集し、それらを使いこなす力を、より一層、授業の中で提供していきたいと思っています。

それぞれの立場から学生の学びに向き合っているんですね

そうですね。私たちから見ると、学生はとても頑張っているように思います。これまでに使ったことのないツールを使って授業をする状況にあっても、必死でついてきていますし、環境に合わせて、私たちが提供する授業の中でもITリテラシーを身につけているように思えます。これからの可能性に溢れた学生にとっては、未来はチャンスしかないですよね。でも、チャンスも自分の幅でしか選択できないものだとも思います。その幅を少しでも広げられればと思って仕事をしています。そのためにも、学生にとって本当に必要な学びが何か、これからも私たちは探っていかなければならないと思っています。