なりたい通信 2021夏号（vol.12）
先生方ときづく5分間。
挑む夏！
2021.8.5 発行

およそ1年前にこのメルマガでもご紹介した「AI戦略2019」。
策定されてから2年、これまでの施策の進捗状況についてのフォローアップと、戦略目標の早期実現に向け、コロナ禍等の環境変化を踏まえた上で継続的に取組む施策を取りまとめた「AI戦略2021」が6月に発表されました。

中でも「人材教育」に関する施策は文書全体のおよそ半分を占め、重要性はさらに増し、急務であることが伺えます。

この政府の方針を受け、各教育機関、とりわけ大学では分野横断的にデータサイエンス教育の拡充が進められているのは皆さまご存じの通りです。WAとお取引のある大学でも、データサイエンティスト講座が関東で2校、関西でも既に2校導入が決定。その他の大学からも問合せを多数いただいている状況で、関連講座は益々増えていきそうです。

では実際の現場でまさに「今」、どんなスキルを持つ講師が求められているのでしょうか。WAの大学授業運営に携わるスタッフにインタビューしてみました。

• 答えのないものに対するフィードバック力
  PBL（問題解決）型の授業も増えてきており、講師のフィードバック力も求められています。「模範解答がないから時間がかかり、苦労している」という声を聴きますが、今後さらにこういった探究系の授業も増えると予想されるので、ぜひ身に着けてほしい力です。
• 高校程度の統計知識
  数理、データサイエンス、AI教育プログラムにおけるモデルカリキュラムでは教養レベル（文系・理系を問わず、すべての学生が対象）において統計の知識が必須になっています。これらのスキルを評価する資格として「ビジネス統計スペシャリスト」などがあります。
• オンラインツールの使用スキルの向上
  今後、オンラインツールは授業形式を問わず利用頻度が上がる見込みです。ZoomやMeet、Slackなどさまざまなオンラインツールを管理者として使い分け、使いこなすスキルが問われます。

スタッフいち押しの求人情報をピックアップいたしました。
詳細ご希望の方はメルマガ末尾のお問い合わせ先へご連絡くださいませ。