ゲストハウスでのインターンシップで
英語を駆使しながら日本文化を伝える
ハルカス大学では近鉄不動産が運営する近鉄フレンドリーホステル大阪天王寺公園を大学生が社会の接点として活用できる場として活用させて頂いています。
学生時代から仕事として、人とふれあい、社会と関わる機会を増やしていこうという試みが行われています。
その一環として、外国人旅行者向けに日本の文化を理解してもらうきっかけになるアクティビティを学生主導で企画しました。
その顛末をあまさずリポートしていきます。
活動の場は近鉄フレンドリーホステル大阪天王寺公園
近鉄フレンドリーホステル大阪天王寺公園はあべのハルカスのお膝元、緑あふれる天王寺公園エントランスエリア「てんしば」のなかにあるゲストハウスです。
宿泊費がリーズナブルなドミトリー(相部屋)スタイルの宿泊施設。
世界中から人々が集まるため、1階のコミュニケーションスペースやリビングなどで気軽に友だちになれるのが魅力です。新世界、通天閣といった海外からの旅行者に人気の観光地からも徒歩圏内。また、共用キッチンを備えた交流スペースも完備。
1階には多言語対応の国際観光案内所、外貨両替機も備えたバス待合所があって便利なのも人気の秘密です。
学生が生の社会に触れ合う場としてのゲストハウス
ハルカス大学では近鉄フレンドリーホステル大阪天王寺公園で大学生が働きながら海外からのお客様をもてなすインターンシッププログラムを実施しています。
インターン期間は1年間。宿泊客の大半は外国人旅行者ゆえ、英語を使ったコミュニケーションは必須です。
さらに、インターン期間で培われるスキルはリーダーシップ、ファシリテーション力、チームマネージメントなど多岐に渡ります。英語力に色々な人に意欲的に働きかけていくホスピタリティ、そして積極性も養える貴重な機会です。
日本の伝統文化を伝えるCalligraphy Activity(書道体験)を実施
日本文化に気軽に親しんでもらおうとインターン生でアイデアを出し合って企画したのが書道体験。
四天王寺大学の日本学科の学生に講師として協力してもらい、インターン生は参加者とのコミュニケーションを円滑にし、楽しく取り組んでもらえる場づくり、さらに告知チラシを作ったり、宿泊客に働きかけるなど集客や体験教室の運営も担当しています。
宿泊客に積極的に働きかけて参加を呼びかけるインターン生
書道体験成功の鍵は集客。ターゲットは体験の開催当日にステイしている宿泊者。それゆえ、前もって参加者数をカウントすることが難しいのです。
インターン生は各部屋を訪れて勧誘したり、フロントに陣取りチェックインする旅行者にアプローチしたりと大忙し。そういった努力もあり、多くの宿泊客が参加してくれました。
参加者の皆さんは「笑」や「大阪城」など漢字に、ひら仮名やカタ仮名のお手本を元に自分なりにのびのびと筆を操ります。書き上げた作品はお持ち帰り。
これはお土産にもうってつけです。
現在、書道体験は2回目を実施したところです。
初回は9月27日に、2回目が10月29日に行われました。
回を重ねるごとにインターン生や先生役の学生たちが経験を積み、運営上での役割分担も明確に。
今後、日本文化を紹介する取り組みがどのように展開していくのか楽しみになる取材でした。