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「学び」の現在とワークアカデミーの動き

【お知らせ】
大学リカレント共創フォーラムを開催しました

大学リカレント共創フォーラム 6月18日(水)14時~15時30分 #大学関係者向けリカレントイベント

2025年6月18日(水)、大阪コロナホテル(大阪市東淀川区)にて「大学リカレント共創フォーラム」を開催いたしました。当日は、大学教職員、金融機関関係者、リカレント教育にご興味のある方など、会場とオンライン参加を含め105名の方にご参加いただきました。
このフォーラムでは、当社が2年間にわたり展開してきたリカレント教育・リスキリング事業の成果・知見を広く皆さまと共有し、これから卒業生・企業・大学が「共創」する学びの場や、新たな支援モデルの構築・発信していくことを目的として開催いたしました。

はじめに当社専務取締役 有井より、ワークアカデミーのリカレント事業についてご紹介させていただきました。

当社専務取締役 有井

「リカレント事業を本格始動して2年。累計1000件を超えるご相談をいただいています。金融機関とも連携し、学習者・求職者・大学・企業それぞれのニーズを繋げる学びのプラットフォーマーとして取り組んでまいりました。大学の中に入って学生達と日々向き合っている私達だからこそできる、各ニーズに合わせたキャリア支援を行っているのが当社の特徴です。」

と、さらなるシナジー創出を目指す決意とともに締めくくり、続いて大学事例紹介セッションへ。ワークアカデミーが参画している3大学よりゲストスピーカーをお招きし、それぞれのリカレント教育への取り組みについてお話いただきました。


「学びの生涯化を実装する -MUKOnoa+の挑戦-」
武庫川女子大学 リカレント教育センター長 高橋 千枝子氏

武庫川女子大学 リカレント教育センター長 高橋 千枝子氏

リカレント教育の拠点として<西宮北口キャンパス>を構える武庫川女子大学。スキル習得や、金融機関と連携した求人紹介をはじめとする転職支援など、卒業生はもちろん、すべてのビジネスパーソンのキャリアをサポートされています。

「大学間で相互利用するなど、リカレント拠点を学びのプラットフォームとしていきたい。学生・ビジネスパーソン・シニア層、多様なニーズに応えられる“生涯を通した学び”を提供することが目標です。」と、リカレント教育のさらなる充足と、拠点を幅広く活用していきたいという展望もお話いただきました。

「リカレント教育プログラムREPの導入事例」
関西外国語大学 キャリアセンター長 大家 純一氏

関西外国語大学 キャリアセンター長 大家 純一氏

当社のキャリア支援プラットフォーム「noa+(ノアプラス)」をご活用いただくことで、2カ月という短期間でリカレント教育プログラムを構築された関西外国語大学。

「日本人が『学び直し』というものをイメージする時に、こういう学ぶ環境がある、という共通認識を作っていきたい。キャリアについて継続的に自ら考え・選択し・行動する時代にあって、リカレントの最適化は継続して行わなければなりません。」と、時流を見ながら柔軟に学びを提供していくというスタンスを共有いただきました。

「卒業生の傾向から考える、“ちょうどいい”リカレント教育とは」
関西大学 事業推進局 局長 服部 真人氏

関西大学 事業推進局 局長 服部 真人氏

梅田キャンパス内にリカレント拠点を構える関西大学。卒後教育のニーズに応えるとともに、大学の教育理念「考動力コンピテンシー」に則した人材育成に取り組んでおられます。

「関大らしさを大切にしながら、リカレント拠点を教員の研究の支援の場としたり、世代を超えたコミュニティ作りの場にしたりと、多様に展開していきたい。また法人とも連携して、受講生と新しい学びを『共創』していく仕組みも作っていけたらと考えています。リカレントにおいては、『何のために、誰のために』それをするのか問い続けることが大切だと感じています。」と、大学の特色を活かしながらリカレント教育を展開していく構想をお話いただきました。


3大学の事例紹介を終え、当社執行役員 柴橋をファシリテーターに質疑応答セッションへ。

  • 各大学ではどのような部署がリカレント事業を担っているのでしょうか。
  • 学内の体制が整っていない中でリカレント事業をスタートできるものなのでしょうか。
  • 従来の在学生向けのキャリア支援との調整はどのようにされていますか。
  • 現役学生に対して、卒業後にリカレント利用を促す仕組みはありますか。

といったご質問に対し、ゲストスピーカーの皆さまには各大学での事例をもとにお答えいただきました。
セッションの最後には、「リカレント事業をスタートして良かったこと」をお聞きしました。

服部氏「企業や取材のお声掛けが増えていて、反響は大きいです。先生への浸透も進んでいます。この動きをどう継続していくかが今後の課題かなと思います。」

高橋氏「はじめは利用者のターゲットを30代くらいで考えていましたが、実際には25歳前後が多かったんです。不本意な就職をしてしまって、という方たちですね。女性起業家や役員を増やしていく、という当初掲げていた目的の“前段階”の悩みを持つ方がいかに多いかということがわかりました。大きな目標を見据えながらも、足元をしっかりサポートしていきたいです。」

大家氏「卒後支援の仕組みを大学として備えている、という環境にできたことです。『困ったらここに来てください』という質的な充足ができてきたと思います。」


活発な質疑応答の後は落語家の桂三幸氏をゲストにお迎えし、「リカレント」をテーマにユーモアのある小噺から人情噺まで繰り広げ、会場を盛り上げていただきました。

その後会場を懇親会に移し、ゲストスピーカーをはじめ、お集まりいただいた各大学関係者の皆さま、企業の皆さまが和やかな雰囲気の中で意見交換を行われ、今後のネットワーク構築に繋がる場となりました。

ワークアカデミーはこのような活動を通じて、学びの輪を広げ、リスキリング・リカレント事業を推進してまいります。

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<本件に関するお問い合わせ先>

株式会社ワークアカデミー

〒531-0072
大阪市北区豊崎三丁目15-10
TEL:06-6377-9800
Mail:info@w-ac.jp
Web:https://workacademy.com/

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