なりたい通信 2025春号(vol.19)
先生方ときづく5分間。
きらめく新年度!
2025.3.31 発行
こんにちは。(株)ワークアカデミー(以下、WA)人材開発の西山です。
日本各地で桜の開花宣言が出されていますね。ほわっと咲いた桜を見ると、なんとなく嬉しい気持ちになるので不思議です。
さて、明日から2025年度が始まります。新しい出会いと学びに向けて、スキルのアップデートに情報収集にと、ご多用の中かと思いますが、ちょっぴりブレイクに今回もお読みいただければ幸いです。
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◆まなびtrend
大切だから何度でも!
講師のベーシックスキル『ファシリテーション』
このメルマガでも何度も登場している「ファシリテーション」。ご存じかとは思いますが、講師として備えるべき必須スキルとしてますます重要になっていますので、復習も兼ねて今回もご紹介させていただきます。
ファシリテーションは、授業などではディスカッションやグループワークにおいて、参加者が主体的・能動的に意見を出し合い、効果的な対話を促進する技術です。単なる進行役ではなく、目的達成のために場をデザインし、参加者の思考を深める役割を担います。
具体的には、こんな場面をクリアにすることが求められます。
- 「…結局、誰が何をやるの?」(議論がまとまらず、結論が出ない)
- 「意見を出せって言われても、どうすればいいのかわからない」(参加者が発言しにくい雰囲気)
- 「一部の人ばかり話していて、私は入る隙がない…」(話す人が偏り、活発な議論が生まれない)
- 「何が決まったのか、よくわからないまま終わった」(授業の成果が不透明)
- 「話が脱線して、肝心な議題が進まなかった」(目的に沿った進行ができない)
- 「質問が漠然としていて、どう答えればいいのかわからない」(問いの投げかけ方が曖昧で思考が深まらない)
2021年に文部科学省が発表した「令和の日本型学校教育」では、知識伝達型の教育から、学習者が自ら考え、問題解決に向けて行動できる教育への転換が求められています。そして「個」を重視し多様性を尊重し合いながらも、「協働」してVUCA時代を生き抜く社会の創り手として育成していく必要性を唱えています。
このような社会情勢において、特に大学教育では社会とつながる実践的な学びを提供するべく、課題解決型学習(PBL)など、座学だけではないバラエティに富んだカリキュラムが多く導入されています。このことからも、授業の進行にファシリテーションスキルが欠かせなくなっていることが伺えます。
クリエイティブな授業を経験していくことで、学生自身のファシリテーションスキル向上にもつながり、学びの好循環が生まれます。ご専門を問わず、ぜひベーシックスキルとして改めて見直してみてはいかがでしょうか。
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○編集後記
最後までお読みいただきありがとうございました。
雪が降る日があれば、真夏日になる日がある…。今日は何を着ればいいのか悩んでいるうちに3月が終わってしまった気がします。
服装といえば、チャットGPTに今年の流行色を聞いてみたら「ホライゾングリーン」と教えてくれました。環境の配慮やサステナビリティを象徴する色だそうです。流行色にも時代が反映されるのですね。春の大学は桜のピンクや木々の緑だけではなく、学生さんの服装もカラフルで見ていて楽しくなります。明日からワクワクドキドキな新年度。今年もどうぞよろしくお願いします!
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