WORK ACADEMY ARCHIVE

「学び」の現在とワークアカデミーの動き

なりたい通信 2021春号(vol.11)
先生方ときづく5分間。
芽生えの春。
2021.4.2 発行

こんにちは。(株)ワークアカデミー(以下、WA)人材開発の西山です。
2021年第1回目のなりたい通信をお送りします。すっかり暖かくなり、例年になく早い桜の開花宣言が出ていますね。そしてあっという間に新年度。「変化を受け入れる」から「変化を巻き起こし、進化する」そんな一年にしたいと思うこの頃です。
それでは今回もぜひ最後までお楽しみください。

◆まなびtrend

自分らしい学び:ブレンド授業

ハイブリッド授業、ブレンデッド授業、ローテーション型授業、ハイフレックス型授業…。オンライン授業の手法として、この一年でたくさんの形式名の授業が生まれました。(逐一調べないと違いをまだ覚えていないのはここだけの話です。)
定義は学校毎で異なる場合もありますが、まずはざっくり用語のおさらいから。

①ハイブリッド授業
オンライン授業と対面授業を同期したスタイルを呼ぶことが多い。②ブレンデッド授業と同義で使われることも。

②ブレンデッド授業
授業目的に合わせて、対面、オンライン授業(LIVE配信、オンデマンド)を効果的に組み合わせたスタイル。

③ローテーション型授業
ブレンデッド授業の中のひとつ。一定期間ごとに受講者が学習形態(対面、オンライン、協働学習)をローテーションするスタイル。

④ハイフレックス型授業
こちらもブレンデッド授業のひとつ。対面、オンライン(LIVE配信、オンデマンド)を受講者が自由に選択するスタイル。

中でも④のハイフレックス型授業は環境に応じて柔軟な学びを提供できるという利点があることから、導入する教育機関が増えると見込まれています。

しかし、これらのスタイルは学修者の主体性がますます求められるのも事実。環境に応じた授業提供はもちろん重要ですが、私たちWAでは学修者の特性に合わせた「自分らしい学び」をご提案したいと考えました。

それがブレンド授業です。(ブレンデッド授業と名前が似ていますがご容赦ください。)
このブレンド授業は、スタッフがカウンセリングや声かけを行いながらカリキュラムの進捗をサポートし、オンデマンドの個別学習とフォローアップ・質問を受け付ける対面授業を提供するものです。

学修者と並走しながら、その方に適した学習習慣「学び続ける力」を身につける仕組みが魅力です。
ブレンド授業は今春よりWAが授業運営に携わらせて頂いている各大学で導入予定。様々なスタイルにも目が離せませんが、私たちの新しい教育スタイルにもぜひご注目ください。

参考・引用したサイト
大阪大学全学教育推進機構 教育学習支援部 北海道大学 オンライン授業ガイド 武蔵野大学の日本語講師 藤本かおる先生のブログ

◆WA最近のひとコマ

教員オンラインサロンを実施しました

講師の皆様にざっくばらんに語り合ってい頂く教員オンラインサロン。昨年9月に続いて、2月に開催いたしました。オンライン授業が当たり前となっておよそ一年が経ち、改めて先生方の講義での工夫や課題など教えて頂きました。今回もお声を一部抜粋してお届けいたします。

~ 受講生の積極性を感じたり、促したり ~

  • リアクションボタンを活用している。ワンウェイで話しているのではなく、「ちゃんと聞いてないと指名されるよ」と学生の注意を促す。
  • 質問時に明確な質問をする学生が増えた。
  • チャットで質問するように指示している。講師が答える前に学生が答えてくれて解決することもある。

~ やっぱりまだまだ課題も ~

  • プログラミング等の授業を行っている。対面授業でも入力ミスなどによるエラーがよく発生するのに、それをオンラインで行うとなると大変である。
  • 対面授業なら誰かが質問したら、それに対する回答を他の学生たちも聞くことができた。LMSを通じての質問対応の場合、講師⇔学生の1対1の場になってしまい、学びの機会が減ってしまっているのではないかと思う。来年度はそこのフォローも行っていきたい。

~ こんな工夫もあり ~

  • 面白かったのが、スプレッドシートの活用した授業。チャットにスプレッドシートのURLを共有し、受講生全員で同じスプレッドシートに自分の意見を書き込む。100名程度のセミナーだったがスムーズに意見共有できた。

~ デジタルネイティブな今どきの学生たち ~

  • 担当大学ではかなり初期からオンライン授業を導入しているが、講師よりも先に学生の方がオンラインに慣れたようだ。
  • 添削の案件を受けた。オンライン化の時代に、赤ペン先生のような作業なのでアナログな仕事のようにも感じたが、意外と文章を書くのが苦手な学生が多いことがわかった。

後半では、まなびtrendでご紹介した「ブレンド授業」についても先生方にプレゼンさせて頂き、ポジティブなご感想を頂戴することができました。

  • 新しい試みであると同時に様々な教育システムに興味がある。
  • 今後講師業を充実させるために色々な選択肢をもっておきたい。
  • コロナ禍で新たな取り組みは必須と思います。小学校からのプログラミング授業においても、このような取り組みは良いと考えます。

日々アップデートが必要な講師業。私たちも先生方のお役に立てる情報発信に努めてまいりたい、と気持ち新たにしております。
教員オンラインサロンは今後も定期開催の予定ですので、初めましての方、リピーターの方、いつでもご参加をお待ちしております!

○編集後記

最後までお読みいただきありがとうございます。
新社屋に移転して3ヶ月が過ぎました。最初は「前の方が、、、」と中崎町に未練がありましたが、最近では10年前からココで働いていたかのように愛着が沸いている浮気者のワタシです。

また、WAではオンライン講座を随時開催しています。
皆様の学びの場、スキルアップの場、交流の場としてご活用いただけますと幸いです。
この講座は先生方の企画持ち込み型で運営しています。ご興味ある方は、担当者:旭までご連絡ください。

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