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自分の中にある「なりたい自分」に気づくサポートがしたい

資格とキャリアのスクールnoa 梅田校 Y.Yさん

Y.Y さん資格とキャリアのスクールnoa 梅田校

入社以来キャリアアドバイザーと講師を兼務し、何千にも及ぶ生徒の成長を見守ってきた。

自分で答えを見つける、そのサポートをする仕事

スクールnoaのお仕事を教えてください

ワークアカデミーの理念で「夢と勇気が人を育てる」とありますが、夢を持つ人の一歩を応援する場所だと思っています。就職活動を一人ですると、方法を間違えたりやり方がわからなかったりして失敗する。そうなる人が多いと思います。そうやって、人は勇気を少しずつ削られてしまいます。でも、なりたい自分になるための一歩を踏み出す勇気を持ってもらいたい。noaは学んだりキャリアアドバイザーや講師に相談したりしながら、勇気を取り戻してもらう場所だと思っています。

noaにはどんな方が来られますか

学生や転職を目指す人、仕事上のスキルアップをしたい人が来られます。将来的な意味も含めて転職を目指して来られる人が多いですね。年代だと20代後半から40代くらいの方の割合が多いです。いろいろな動機の方がいらっしゃいますので、来られた方にはひとしきりお話を聴かせていただきます。これまでやってきたことや、やりたいことを1時間から長いと2時間くらい聞きますね。

ひたすら話を聞くんですか

資格とキャリアのスクールnoa梅田校 Yさん インタビューの様子

そう、不思議がられたことがあります。なかなか講座の話をしないので。通学されてからも転職やスキルアップのためにカウンセリングをします。最初は話されなかった本音が出てくることもあって、面白いですね。私はアドバイザーですが、すぐにはアドバイスしないようにしています。自分で考える前に人にアドバイスされたことは、長続きしなかったり、きちんと納得できていなかったりすることもあるので、本人に気づいてもらうのが一番だと思っています。自分で喋っているうちに整理されたり気づけていなかったことに気づいたりするものですよね。自分で気づいたことは行動になって変わっていきます。私は自分で気づいてもらえるように聴くことでサポートしたい。カウンセリングで大切な「その人と同じ目で見て、同じ耳で聴いて、同じ心で感じる」ということに集中しています。

自信をつけると見える世界が変わる

生徒さん自身のやりたかったことが、はじめと変わることもありますか?

資格とキャリアのスクールnoa梅田校 Yさん インタビューの様子

変わることもあります。最近来られた方はExcelに苦手意識があったのですが、自分より下の子たちの方が使えることや、いずれ転職することを考えても必要だということで、意を決して学びに来られました。通学中のカウンセリングで、どんなことが好きか、どんなことがその人の強みか、何がしたいかなどを話していると、これまでの仕事の経験の中で、教えることが好きだということもわかりました。じゃあ、好きなことを強みに転職できたらいいねという話になったのですが、自分の教え方が正しいかもわからないとおっしゃって。それなら強みを伸ばして自信をつけようと、Excelの勉強をしながらコミュニケーションやティーチングスキルも勉強することになりました。私自身、そのカウンセリング中に彼女のことがわかってくると、どんどんイメージが湧いてくるんです。例えば、彼女が人事担当になって会社のことを説明している場面など、すごくいいだろうなと。そうすると、私も自信をもって提案できますし、その瞬間が楽しいですね。
彼女はExcelとティーチングスキルなどを学んだ結果、今の会社にいてできることがあると考えて、会社の新卒の研修担当をさせて欲しいと会社にかけあったそうです。それも嬉しかったです。転職がすべてではないし、今の場所でできることがあると思えたことや、それを会社に言えるほど自信がついたということが嬉しい。会社内でExcelができることが知られて、分析の仕事など任される仕事も増えてきたようで、仕事の見え方が変わったんだと思います。noaの他のスタッフからも「雰囲気変わったね」って言われるくらい成長を感じられた。めちゃくちゃ嬉しいですね。

信頼から生まれる関係とつながり

素敵ですね。自分の中から答えが出てこない人もいるのでは

特に若い人は難しいときがありますね。ワークアカデミーでは「親切・丁寧・わかりやすい」というのを昔から大事にしています。それは、その人にとって本当に必要なことであれば、たとえ痛いところを突くことになったとしても伝えてあげることという意味です。だから、答えが出なくて難しくて苦しい顔になっていても、すぐにヒントや答えは言いません。その過程こそがその人にとって必要なことなので。
家族のように大切に想い、その人にとって本当に必要なことは何かを一緒に考えています。生徒さんのなかには、そのときは言われたことがピンと来なかったけれど、ずいぶん経ってから必要なことに気が付いて、また学びに来たという人もいますよ。
そうやって家族のように接することで一歩踏み込んだ話もできるようになり、信頼関係を築いていけるんだと思います。

家族と思うと、その成長も嬉しいですよね

そうですね。7年ほど前に異業種からWeb業界に転職して、今は東京のWeb制作会社でコンテンツ企画やWebプロデュースの仕事をしている卒業生がいるんですが、彼は今度noaで授業をやってくれることになっています。ほかに、フリーランスでデザイナーをしている卒業生がDTPデザイン講座の監修をしてくれています。どちらも生徒時代からよく知っている子たちなので、そうやって社会に出て活躍している姿を見られるのは、本当に嬉しいんですよ。「noaにはお世話になったので、恩返しだと思ってます」と言ってくれて。たまらなく嬉しいですよね。
卒業生はnoa主催のイベントや交流会にも来てくれるので、卒業後もずっとつながっています。それは、私たちが近況を聞きたいというのもありますが、現役の生徒さんに現場で働いている先輩たちの話を聞かせてあげたいという思いがあります。そこで現役生の質問に卒業生が答えているのを見て、卒業生の成長を感じられるのが私たちは嬉しいです。その現役生がまた卒業生となって戻ってくるっていう、そのループを見るのが私にとっては至福のときですね。なので、イベントも交流会もとても大切な時間になっています。