人事フォーラムHRサミット2018で
東京支社長の佐藤行央が副業解禁を語る
2018年9月19日から21日の3日間、赤坂インターシティコンファレンスにて、日本最大級の人事フォーラムHRサミット2018が開催されました。
そこで東京支社長、佐藤行央が「副業のメリット」について講演。
政府が主導する働き方改革の一環で2018年は「副業解禁元年」と言われています。
佐藤がHRサミットでなにを語ったのかをリポートしていきます。
日本最大級の人事フォーラムHRサミット2018とは
「HRサミット」とは企業の人材戦略や組織強化・働き方を考える日本最大級の人事フォーラムです。
経営トップや有識者、そして人事領域の専門家が様々な事例をもとにしたトークセッション。そして最新動向をレクチャー。
セミナー数は100コマ以上と多彩で、まさしく人事フォーラムとしては日本最大級といえるでしょう。
今回、テーマとして掲げたのが「2018年は副業解禁!知っておきたいこれからの働き方」。副業元年と言われる2018年ならではのホットな話題です。
大学を出て就職した3割が入社後3年で早くも離職する時代
働き方改革の一環として政府が「副業・兼業を認める方向で普及促進を図る」と旗を振るなか2018年は「副業元年」になると言われています。2017年末から大手企業が相次いで副業を許可すると発表したことは耳に新しいところでしょう。そこで佐藤が紹介したのは社員の副業が企業にとってもメリットのあるものにするには、どのように制度設計していきべきかという指針になるテストケースです。それは企業の人事部が頭を悩ましている新入社員の早期退職、若手社員の成長という大きな問題もあわせて解決しようとする意欲的なものでした。
学生時代から社会人と触れ合う機会を作り出す
その事例は2018年前期授業にて行われたキャリア開発授業。教壇に立つのは大学の講師だけではなく、都内に本社を構えるICTシステム構築を柱に事業展開する企業の人事スタッフ2名です。その2名が授業のデザインから実施、そして振り返りまでワークアカデミーのメンバーと一緒に経験しました。この授業を受けることで、学生たちは現役社会人に教えてもらえるという経験を通じて信頼性のある生情報が得られるという利点があります。そして、キャリアを積むための心の準備ができるという効果も期待できます。
大学で学生を教える経験を通じて得られるものは
このテストケースでは、副業として学生を教える社会人にとってもメリットが期待できます。ひとつはシンプルに副業による収入増。そして、通常業務では培えない経験や視点、スキルが得られること。
実際、授業の振り返りでは正確な理解度を計るために試行錯誤を繰り返し、翌週の授業に反映していきました。
このケーススタディは多くの人事担当者から興味を持っていただき多くのお問い合わせをいただいています。
現在、大手製薬会社と、企業にも社員にもメリットのある副業制度の設計に向け最終的な調整を行っています。
副業元年の大きな流れはまだ始まったばかり。
今後の動きにご期待ください。